中学生の数学は、正しい勉強法を身につければ誰でも点数を上げられる教科です。
数学が苦手な生徒に共通しているのは、「基礎があいまいなまま応用問題に取り組んでいる」ということ。
この記事では、数学の点数を確実に上げるための“基礎からの勉強法”を、指導現場の経験をもとにわかりやすく解説します。
※浦添市の学習塾「ネクストワン」でも、今回紹介する方法で多くの生徒が成績を伸ばしています。
数学が伸びない最大の理由は“基礎不足”にある

数学は積み上げ式の教科です。
1つの単元が曖昧なまま進むと、必ず次の単元でつまずきます。
- 方程式が曖昧 → 関数文章題が読めない
- 図形用語が理解不足 → 証明問題が進まない
- 計算が不安定 → 途中で時間切れになる
テストで点数が上がらない生徒ほど「応用ができない」と思っていますが、実際は基礎が定着していないことが原因です。
逆に、基礎が固まれば数学は驚くほど伸びます。
学校ワークが一番伸びる教材。使い方がすべてを決める

難しい問題集よりも、まずやるべきは学校ワークです。
テスト範囲の基礎〜標準問題がそろっており、最短で点数に結びつきます。
【学校ワークの正しい3周法】
1周目:できない問題に印をつける
最初は正解することが目的ではなく、「どこが弱点か」を見つける作業。
2周目:印の問題だけ徹底的にやり直す
解説を読む → 自力で解く。
“わかったつもり”ではなく、“できる”状態にする。
3周目:全体をもう一度やって精度を上げる
ここまでやると、本番での取りこぼしが激減します。
ワークを3周した生徒は、例外なく点数が安定します。
毎日の計算練習が数学の土台をつくる

数学が苦手な生徒の多くは、計算力が不安定です。
計算が遅い/ミスが多いと、問題を考える余裕がなくなり、応用問題に太刀打ちできなくなります。
だからこそ、毎日5〜10分の計算練習が非常に効果的。
短時間でも、1ヶ月続けるだけで計算のスピード・正確さ・安定感が大きく変わります。
数学は“用語の理解”で読めるようになる|用語暗記は必須

数学は“国語力の科目”でもあります。
問題文に出てくる用語の意味が理解できないと、式の立て方が分からず解けません。
例:
・対頂角
・対応する辺
・等積変形
・相似
・比例・反比例
こうした用語が曖昧な生徒は、解法以前に“問題文が読めていません”。
用語を覚えるだけで、数学の理解が一気に深まるケースは多いです。
数学が伸びる生徒の共通点は「解き直し」を徹底していること

成績が伸びる生徒と伸びない生徒の違いはシンプルです。
伸びる生徒は
- 間違えた問題に印をつける
- 必ず解き直す
- ワークをくり返す
- 計算練習を毎日する
- 用語を正しく覚える
この“当たり前のこと”を丁寧に積み重ねています。
特別な才能や難しい問題集は必要ありません。
大事なのは、基礎を確実に積み重ねる学習方法です。
まとめ|数学は基礎を固めれば誰でも伸びる
数学は才能ではありません。
やるべきことを正しい順番で取り組めば、必ず点数は上がります。
✔ 基礎を押さえる
✔ 学校ワークを極める
✔ 計算練習を続ける
✔ 用語を正しく覚える
この4つを徹底するだけで、数学は確実に得点源になります。
