理科は「特殊な教科」と言われます。

それは、数学のような論理力が必要な分野と、社会のように暗記が中心になる分野が混ざっているから。同じ教科の中に全く別タイプの問題が存在するため、正しい勉強法を知らないと伸びづらいのです。しかし、逆に言えば“やるべき勉強”を分けて行えば、一気に成績が安定します。

 

■① 学校ワークは「解き直し」が最強

理科は学校ワークがテストに直結します。

1回解いて終わりでは絶対に伸びません。

間違えた問題とあいまいな問題に印をつけ、2回目・3回目を必ずやる。

解き直しを重ねることで「同じミスをしない」状態が作れます。

 

■② 論理問題は「理解→反復」

電流、力、化学変化などの論理的分野は、仕組みを理解するのが最優先。

公式を暗記するだけでは点数が安定しません。

なぜその値になるのか、どういう関係で成り立つのかを一度理解し、

そのうえで 同タイプの問題を繰り返し解くことで、解法が体に定着します。

 

■③ 暗記分野は「用語+絵・図・写真」

生物、地学、実験器具の名称などは、用語だけ覚えても不十分。

テストには「写真」「図」「イラスト」が必ず出ます。

資料集の図・ワークのイラストをスマホで撮影し、

スキマ時間に見返すと驚くほど覚えやすくなります。

視覚情報の暗記は理科の得点を大きく左右します。

 

■④ 計算・実験は手を動かす

圧力、光、音、電流などの計算分野は、

実際に計算してみないと理解した気になって終わります。

図を書き、数字を書き、手を動かして解くことが最短ルート。

また実験問題は、手順・理由・結果をセットで覚えると点が安定します。

 

■まとめ:理科は「分けて勉強する」と伸びる

理科は、

数学(考える)+社会(覚える) のハイブリッド教科。

分野ごとに勉強法を変えるだけで、点数は一気に伸ばせます。

ワークの反復、理解と練習、視覚暗記、計算の実践。

この4つを続ければ理科は必ず得意科目になります。