2学期は1年間の中でも学ぶ内容が多く、どの教科も“重要単元”が続く時期です。ここで取り残しがあると3学期や入試に影響が出てしまうため、今のうちに確実に復習し、基礎を固めておくことがとても大切です。
「何から手をつければいいか分からない…」
「やったつもりだけど、実力がついている実感がない…」
そんな中学生に向けて、2学期が終わるまでに取り組むべき勉強法をまとめました。
1. まずは“2学期前半の取り残し”をチェックする

勉強の出発点は、現状を正確に把握することです。
2学期前半の単元で、次のような取りこぼしはありませんか?
- 英単語:書けるかどうか、スペルは正確か
- 数学:計算ミス、方程式、比例反比例、図形の基礎
- 国語の文法:品詞、活用、修飾関係
- 社会の暗記分野:地理の用語・地名、歴史の流れ、公民の語句
- 理科の実験問題:器具の名前、手順、理由を書く問題
特に理科と社会は“やれば伸びる教科”ですが、逆に取り残しがあると後半で苦しくなります。まずは教科書や学校ワークを見返し、「できないところリスト」を作るのがおすすめです。
2. 問題集を反復し、解説の理解を“深く”する

成績が伸びる子の共通点は、問題集のやり方がうまいこと。
ただ解くだけではなく、次のポイントを徹底しています。
● ①解説を熟読する
答えを見るだけで終わらず、「なぜそうなるのか?」を理解すること。
理解が浅いまま次へ進むと、応用問題で必ずつまずきます。
● ②解き方を“自分の言葉で説明できる”ようにする
「この問題は、まずここを見て、次にこう考える」
このレベルまで落とし込めると、思考力がつき、どんな問題にも対応できます。
● ③反復回数を増やす
1回解いただけでは定着しません。
間違えた問題には印をつけ、最低3回はやり直すのがベストです。
この反復学習が、2学期後半や入試に向けて大きな力になります。
3. スケジュール管理で“迷い時間”をなくす

成績が上がらない原因の1つが、
「今日は何しようかな…」と迷ってしまう時間。
2学期は内容が多いので、計画を立てて進めることが必須です。
- 毎日やることを3つだけ決める
- 復習・暗記の時間を必ず入れる
- テスト2週間前からは“演習中心”に切り替える
スケジュール管理ができると、勉強が習慣化され、成績が安定して伸びます。
4. 最後は“基礎固め”がすべての土台になる

応用力は、基礎が固まっている人にしか身につきません。
- 計算力
- 単語力
- 文法の理解
- 語句の暗記
- 実験問題の理解
これらはすべて、2学期のうちに仕上げておくべき内容です。
基礎が強くなると、難しい問題でも落ち着いて考えられ、パターンに頼らなくても自分の力で解けるようになります。
まとめ
- まずは2学期前半の取り残しをチェック
- 問題集は解説まで読み込み、解き方を説明できるレベルへ
- 反復学習で思考力が伸び、応用問題に強くなる
- スケジュール管理で迷わず学習
- 基礎を固めることが成績UPの最短ルート
2学期後半からでも間に合います。
まずは今日、1つの教科だけでも復習を始めてみてください。毎日の積み重ねが、大きな差になります。
